こんにちは!
【税理士事務所BUILDERS】の kazです
「税理士の独立開業」が
もっとラクに
もっと楽しくなるために
業界未経験の kaz と
ママさん税理士 yukiさんの
実際の開業記を発信しています
以前、税理士の集客時期と繁忙期は
ほとんど一緒なんですって書きました
開業してから感覚としては強くあったのですが
開業3年目で、改めて振り返ってみたいと思います
今回は、税理士集客と時期についての考察です。
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開業2年間の集客実績を分析する
私たちが本格的に営業開始してから
執筆時点で約2年半ですが
期間は短いものの明確な傾向が出ているのが
『繁忙期に集客が集中しているという事実です』
実際に開業以来の集客実績を振り返ってみます
現在まで関与が続いているお客様について
初めてお問い合わせを頂いた時期を集計しました
※ 繁忙期 11月~ 5月 → 7ヶ月間
閑散期 6月~10月 → 5カ月間
繁忙期① 2018年1月~5月
法人8社 個人9名 合計17件
閑散期① 2018年6月~10月
法人1社 個人1名 合計 2件
繁忙期② 2018年11月~2019年5月
法人6社 個人5社 合計11件
閑散期② 2019年6月~10月
法人5社 個人1名 合計 6件
繁忙期③ 2019年11月~2020年5月
法人8社 個人7名 合計15件
上記のような実績になりました
※個人からの法人成りは除いてます
繁忙期③はコロナの自粛もありましたので
今回は『ご参考』にとどめましょう
今回は繁忙期①②と閑散期①②で
比較してみたいと思います
繁忙期の集客実績の合計は 28件
閑散期の集客実績の合計は 8件
なので全体の77.8%は繁忙期に集客されてます
もちろんこの比較では分母が違います
繁忙期は12カ月分で閑散期が10カ月分ですが
この差をそろえて計算しても約74%が
繁忙期月に集客されることになります
夏場に休んでいたわけじゃない!
この差を感じ始めたのは、最初の閑散期です
けっして手を抜いていたわけではありません!
むしろ、別の記事でも書きましたが
開業後『確定申告キャンペーン』のチラシ作戦で
気持ち的にも勢いが出て、意欲が出てました
そう考えていたので、閑散期①の期間は
DMもやりましたし、夏場でも着替えを持って
ポスティングを継続しました
2年目も、夏季決算の企業は決算料を割り引く
『夏季決算割引キャンペーン』を企画しました
それでも、集客が伸びない!
閑散期に集客を伸ばしたいという
思いがあったものの、気持ちが空回りでした
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原因について推測してみる
繁忙期に問い合わせが増えるという事実は
認識しましたが、原因がいまいち分からない
それはそうなんですが、実は国税庁から出ている
企業全体の決算月で考えると
1月決算 3.54%
2月決算 6.74%
3月決算 20.70%
4月決算 7.43%
5月決算 8.23%
6月決算 9.32%
7月決算 7.70%
8月決算 9.05%
9月決算 11.01%
10月決算 4.31%
11月決算 2.69%
12月決算 9.29%
引用:決算月別法人数 - 国税庁HP
3月決算、9月決算、12月決算が多いです
でも、閑散期(夏季)だって少なくないんです
なのになんで、夏季決算企業の集客が難しいのか
ここからは、個人的な推測になりますが
税理士事務所の経営において、閑散期は明確です
ひとり税理士なら長期休暇で海外旅行でも
行けばいいですが、所員を雇用している事務所では
閑散期に出来るだけ仕事を入れたい
したがって
①夏季決算については通常より顧問料を下げたり
②既存の顧問先に夏季決算に変更してもらう
っというような
経営戦略を取っているのではないでしょうか?
経営効率化のヒント
いずれにせよ、まだ検証期間が少ない段階ですが
繁忙期に集客が増加するという事は
結構信憑性があると考えています
税理士の開業は、繁忙期前がベストだと思います
開業後は、繁忙期の仕事を出来るだけ閑散期に
移行して、新規顧客の対応できる余力をつくる
それでも、事務所の効率化のヒントのひとつが
ここにあることは間違いなさそうです
勢いは大事!どんどん行こう