こんにちは!
【税理士事務所BUILDERS】の kazです
「税理士の独立開業」が
もっとラクに
もっと楽しくなるために
業界未経験の kaz と
ママさん税理士 yukiさんの
実際の開業記を発信しています
開業してから、ホームページはもちろんのこと
チラシのポスティングやDM送付もやってきました
私たちは、全部愛情のこもった手作りです(笑)
だからこそ気をつけなくては、いけなかったのが
広告の内容についてです
今回は、税理士の広告内容についての考察です。
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広告関係はすべて自作です!
私たちが開業したのは2017年でした
顧問先どころか、関与先もゼロでスタートです
机とパソコンだけの事務所で貯金と生活費を
事あるごとに計算していたのを覚えています
そんな状況なので、広告を外注も出来ないですし
ネット広告の営業はあまりにも高額・・・
結局、ホームページの作成からチラシデザイン
それにDM制作まですべて自分たちでしました
ですが、だからこそ記載する内容には悩みました
そもそもチラシ配布のスタート直後に
yukiさんの支部会事件が起こっています
(詳細はプロフィールをご覧ください)
しかも、地元地域に配るのですから
地域の先輩税理士に見られるのは必至です
なので、下手な内容を載せるわけにはいきません
税理士は広告が出来なかった!?
そもそも税理士は平成14年の税理士法改正まで
厳しい広告規制があったそうです
知ってビックリの連続です
税理士法の改正前は、そもそも
他の税理士が顧問契約をしている企業に
営業すること自体禁止!
加えて報酬の上限額が定められていて、広告でも
報酬に関する表示をするのはダメという内容でした
さらにさらに、税理士会の規定もあったようで
実質的に出来る事と言えば
・事務所名
・住所
・電話番号
上記を郵便局の袋に印字したり、事務所前に看板を
出したりするのが精一杯だったそうです
守られ続けてきたってことか
税理士の広告自由化された平成14年以降は
ネットの急激な普及にあわせて、広告に力を入れた
税理士事務所が急成長をしたそうです
当時、急成長する事務所の多くが低価格を売りに
したために急激に税理士の顧問報酬の下落が起きて
「税理士はもう儲からない」とか
「税理士は食えない資格になった」みたいになったようです
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近年の税理士業界の広告事情
税理士の広告自由化から約15年が経ち
今ではネット広告は目新しいものでもなくなり
広告事情も大きく変化してきました
先日、税理士の広告に関しては
税理士会から『税理士の広告 Q&A』
が送られてきました
内容については
Q1、税理士の広告って規制はあるの?
税理士の行いう広告については、税理士会の定める
『会員の業務の広告に関する細則』を順守して行ってください
Q2、どんな広告がダメなの?
広告は原則自由だけど、「虚偽・誇大広告など、
利用者の判断を誤らせるような広告」はダメ
例)
・元国税〇〇の税理士ならではの豊富な人脈・情報
・究極の節税テクニックを教えます
Q3、広告には税理士の氏名・名称は表示しないといけないの?
ラジオ、電話、面談、スピーチ等による広告行為も
広告主の氏名・名称を明らかにする必要がある
Q4、広告物は、使用した後すぐ処分して良いの?
広告が終了した時から3年間保存する事
なんていう、ルールがちゃんとあります!
結構、注意が必要だなって感じたのは
表現についてのところです
例えば、他の会員と比較した表現は禁止です
NGな表現例)
『当事務所は〇〇で他の事務所より優れています』
『国税庁で長年調査や審理をしていたので
他の税理士事務所よりも調査対応に優れています』
広告作成時にはご注意を
結構縛りがあるんだね。
まぁ、比較表現については注意が必要ですが
『税理士』の信用や品位を保つためには
広告や営業にもこれくらいのルールが
あるのは大事なことだと思います
ちなみに、以前勤務していた保険会社にも
営業上の禁止ルールが厳しくありました
他社の経営状況についての資料作成や
他社を誹謗中傷した発言が発覚すると処分の対象になりました
広告作成にあたっては、税理士会の細則を確認して
税理士会の諸先輩方に見られる前提で作成すると
その分一生懸命、多くの方にアピールする原動力になると思います
目に触れられるかに注力した方が効果が高いと思いますよ
サーバー代と印刷代くらいかな?