こんにちは!
【税理士事務所BUILDERS】の kazです
「税理士の独立開業」が
もっとラクに
もっと楽しくなるために
業界未経験の kaz と
ママさん税理士 yukiさんの
実際の開業記を発信しています
開業してから”初めて税理士を利用します”という
お客様が多かったのですが、最近は税理士変更の
お客様も徐々に増えてきました
そのなかで、お客様から税理士変更理由を
うかがうと、少なからず出てくるのが
『税理士のコンサル内容』と言うものです
今回は、税理士による経営コンサルの考察です。
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税理士向けセミナーは「コンサル」推し
事務所には、色々な業者から資料が送られてきます
なかでも、多いのが会計ソフト等の会社が企画する
『会計事務所向けセミナー』のご案内です
それにしても気を引く為に
大げさなキャッチコピーが良く並びます・・・
「開業たった半年で 80社獲得の集客術!」
「生産性 200%UPの事務所改造法」
基本的に、税理士向けセミナーって
・顧問先集客系
・事務所効率化や所員教育系
・資産税や労務関係の勉強系
・医業や不動産オーナー等の特化支援系
なんかに分類されます
そのどの系統でも、共通して言われるのが
『付加価値を作りましょう』『差別化しましょう』
という流れから、顧問先にコンサルをしましょう
という点なんですが、僭越ながら申しますと
ってことです。
コンサルで顧問先を無くす?
税理士になると、顧問先の経営者から色々なことを
相談されると思いますが
① 会計や税務についての相談
② 経営についての相談
①はそもそも税理士の独占業務です
それが『税理士が税理士たる所以(ゆえん)』
ですから、全力で相談に乗ってください
問題なのは②の経営についての相談です
相談される内容に、出来る限り親身になって対応
すべきだと思いますし
その為に、見識を広めて当事者とは違う視点で
経営の幅を広げてあげるべきだと思うのですが
お客様によっては
お金かかるばかりで、不信感が増しちゃって税理士探してるんです
という感じだったり
あの時が絶対チャンスだったのに!
みたいな反応になってしまう
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経営者の見極めが大事
そもそも、経営者にも色々な人がいるんですが
① 経営判断については税理士に相談しない人
② 経営判断についても”アドバイス”を求める人
③ 経営判断を税理士に委ねる人
①は基本的に税務相談がメインであって
経営のことも話が出るんですが、税務の為に
事業のことを教えて頂くイメージです
③のタイプの経営者には注意が必要です
そもそも、経営判断こそ経営者の所以なのに
経営判断を委ねちゃうタイプの人です
この場合、うまく行ったら良いんですが
毎度、毎度うまく行かないですし
責任を転嫁されたら、税理士としては苦しい
②の方も多いですが、アドバイスを求め方が
①に近い経営者か、③に近い経営者かです
税理士のコンサルティング
それほど、経営者にとって税理士が信頼できる
パートナーであり、孤独な経営者のよりどころに
なっていることではあるのですが
だからこそ、親身になりながらも
『最終的に決めるのは経営者のあなたです』
という事を、経営者に自覚してもらうように
意識して接することが大事なんだと思います
特定業種に特化して経験豊富な税理士や
その事業での経営経験がある場合を除けば
経営判断についての相談は、基本的に聞き役に
徹して対応するほうが、良いのではないでしょうか
本当に先輩たちのお話を聞けることは感謝しかないです