こんにちは!
【税理士事務所BUILDERS】の kazです
「税理士の独立開業」が
もっとラクに
もっと楽しくなるために
業界未経験の kaz と
ママさん税理士 yukiさんの
実際の開業記を発信しています
開業した時、税理士の開業について
ネット検索すると上記のように書かれていたり
コメントされている記事が良くありました
今回は税理士事務所の” 差別化 “と” 真似る化 “についての考察です
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” 差別化 ”戦略とは
差別化戦略は税理士事務所の経営だけでなく
様々な業種・サービスで提唱されています
引用:差別化戦略 – Wikipedia
マイケル・ポーターは企業の基本戦略として
① コストリーダーシップ戦略
② 差別化戦略
③ 集中戦略
の3つがあるとしています
ざっくりと税理士事務所に変換すると
① 徹底したコストカットで、他の事務所が
真似できない位の、格安サービスを提供
(マクドナルド、ユニクロ、ニトリ、サイゼリヤ)
② 「他の事務所が持たない特徴」を活かすことで
近隣の競合事務所の中で特異な地位を得る
(スターバックス、モスバーガー、ディズニーランド)
③ 相続案件や飲食業に特化(集中)することで
その分野では他の事務所に負けない地位を得る
(スズキ:軽自動車、しまむら:主婦層)
という感じになるかと思います
①も③も以前に、関わる記事に書いてますが
(本文の最後にリンクを張っています)
まず、①については
そもそも、現在の税理士業界はサービス内容が
多岐にわたっていて料金比較は難しくなっています
開業直後とは言え、全業務を税理士がやるんです
格安競争は、開業直後の戦略ではないはずです
③については、あなた自身が特化できる経験を
持っているかどうかです
特化事務所で勤務していたとか、税理士を目指す前
飲食業界での経験がある場合は有効だと思います
そうでないなら、開業と同時に特化を目指すのは
難易度が高いと思います
” 差別化 “戦略は税理士に有効か
では、本題の” 差別化 “戦略は税理士にとって
有効なんでしょうか?
税理士の差別化とはなんぞや?というと
・助成金・補助金
・節税対策
・融資・資金調達支援
・事業計画書の作成支援
なんかが、一般的ですかね
他にも
・問い合わせには、2時間以内レスポンス
・中国語対応できます
とかでも良いかもしれません
” 差別化 “戦略は、いわば付加価値をつけて
ブランド化を図るということです
個人的な意見ですが、税理士においての
” 差別化 ”戦略は有効だし取り組んだ方が良いけど
税理士の創業期では最優先項目ではない
と思います。” 差別化 “戦略はどちらかというと
” 集客 “より” 高収益化 “を目的に取り組むもの
なのではないかと感じています
(もちろん集客にも有効ですが)
したがって、創業期ではなく成長期に注力する戦略
創業期は自身の経験も少ないので
差別化を図ろうとすると、ホームページにしろ
チラシにしろ、どうも背伸びした印象になって
しまってかえって印象を悪くしてしまうかもしれません
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開業直後は” 差別化 ”より” 真似る化 ”
税理士の創業期は、無理に” 差別化 ”を図ろうと
するのではなく、” 真似る化 “をして業務以外の
時間を短縮すべきだと思います
ブランディングに思いを巡らすのは良いですが
実際に集客していったら
その通りになるとも限りません
たまたま開業してから半年後に
顔の広い不動屋さんに気に入られて
↓
不動産事業者の会に参加させてもらったら
↓
いつも間にか不動産関係者の顧問先が増えてって
↓
”不動産に強い”税理士として業界紙に載っちゃった
なんてこともあるかもしれません
開業後のミッションの最優先事項は
収入と支出のバランスがとれるところまで
一刻も早く到達する事です
そのためには、自分が共感できる先輩税理士を
見て、真似て、学んで、自分のものにしていくです
真似るというのは、ヒントを得て
自分で改めて形にするものです
許可なく、そのまま” パクる “はダメです
(大人ですから、自己判断で)
あれば何でもパクってください!
その為に書いてますので・・・
税理士業界は、資格者の増加と競争激化
にさらされている状況です
「開業したらお客様を獲得できる」
状況で決してありません
これからの税理士は
「あれも出来ます、これも出来ます」
ではなく
他の事務所にはない差別化でアピール
しないと開業しても顧問先の獲得は
難しいでしょう。