こんにちは!
【税理士事務所BUILDERS】の kazです
「税理士の独立開業」が
もっとラクに
もっと楽しくなるために
業界未経験の kaz と
ママさん税理士 yukiさんの
実際の開業記を発信しています
kaz はyukiさんと事務所を開業するまでは
生命保険会社で営業所の所長をしていました
生命保険会社の営業マンが営業先の経営者に
保険を勧めると少なからず
「入ってもよかったんだけど
税理士さんに止められちゃってね」
っていう断り文句があります
今回は、税理士から見た生命保険の考察です
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税理士先生って生命保険嫌い?
生命保険会社の営業所長って同じように見えますが
実は、会社によって仕事の内容はけっこう違います
① 所長は基本営業に出ないで職員さんの
営業状況の管理や育成に特化している保険会社
② 営業成績が優秀で、一緒に働く営業職員さんを
増やしたベテランの職員さんの中から
所長に抜擢する保険会社(女性所長が多い)
kaz がいた会社は
③ 営業職員さんの管理や教育もやりながら
営業所の目標売上達成には所長もしっかり営業
してきてね(主に法人保険)って感じでした
なので法人保険の提案の同行が多いのですが
提案後の断り文句で多いのが
「入ってもよかったんだけど
税理士さんに止められちゃってね」
ってやつです
税理士が顧問先の保険加入で嫌な理由
でも結構こういうあったんだよな
ただ節税が目的って言われると、デメリットも伝えるよ
法人契約で生命保険に加入する動機は主に2つ
① 社長の病気・死亡による法人としての損失補填
② 課税の繰り延べによる節税効果への期待
①については社長が ”自分自身が病気の時や死亡時”
に会社をどうしたいか。家族や従業員とその時を
想定し話し合って決めるべきものです
これが、本来の役員保険の役割ですが
現在の税法の中では、その役割の副産物である
②の節税効果を期待して加入する経営者も多いです
①そもそも、顧問税理士が保険の取扱いをしている
②仕訳ミスが未発覚で数年たつと、発覚時の修正
申告で事務所と経営者が揉めることが多い
→実際、kazからみても保障系商品(定期付終身保険)
は、転換時に複雑な経理処理になることも多い
③保険料の支払いによる、資金繰りの悪化
④担当者など、法人保険知識が多くないため
生命保険に年間200万と言われると素直にひく
特に、相談相手が税理士やベテラン所員なのかと
経験の浅い担当者なのかで対応は違うみたい
上記のような理由で、税理士事務所が顧問先に
相談されて加入に反対的な意見を言ってしまう
のではないかと推測
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法人保険の必要性
今回は、素直に二人の間であった会話を
ネタに書いてみました
中小企業の場合、苦しい資金繰りのなかでも
社長一人に掛かる責任は大きくなるので
家族だけでなく従業員まで含めた保障を
適切に加入すべきだと思います
ですが、正直なところ元保険会社の人間からしても
法人保険の経理処理はとても難解です
さらに、改正の都度どんどん複雑化しています
経営者が分かりやすく、安心して加入できる
商品・税制になる必要があると感じます